猫の習性 喉をゴロゴロ鳴らすのはなぜ?
会社で飼っている猫のふゆっこもだいぶ大きくなってきて、結構おとなしい猫なのにゴロゴロ鳴らす音はしっかりしてきた。
それに比べてうちで飼っている黒猫は、喉を鳴らすあのゴロゴロはいまだに下手。
捨て猫の時に鳴きすぎて、声帯が壊れたのかなぁと思っていたんだけど。
そんな訳で、猫が喉をゴロゴロ鳴らす習性ってなんだろう?
って気になっていたので、調べてみることにしたら・・・
やっぱり、「安心している時、甘えている時、眠い時、気持ちがいい時など、猫は喉をゴロゴロ鳴らす」と書いてあった。
で、驚いたのが喉からゴロゴロと音を鳴らしているわけではないということ!
しかも、まだどこからこの音が鳴っているのか判明されていないんだって。
「気管と横隔膜の筋肉の共鳴による咽頭の振動」という説や「喉頭質皺壁という仮声帯が震えているのではないか?」など諸説はあるらしいけど。
そして、猫という猫は全て喉をゴロゴロ鳴らすのかと思っていたが、そうでもないらしく全く鳴らさない猫もいるそう。
うちの猫みたいにやっと聞き取れるくらいの弱いゴロゴロの猫もいれば、会社の子猫みたいに隣の部屋にいても聞こえるくらい大きく鳴らす猫もいるんだって。
そもそもなんで、喉をゴロゴロ鳴らすのか?は、
お母さん猫が子猫に授乳する時、喉をゴロゴロ鳴らしながら子猫に安心感を与えて、子猫もそれを聞いて生後3~4日頃から喉を鳴らすことができるようになるみたい。
そしてお母さん猫のゴロゴロに応えるように子猫もゴロゴロの合唱になるんだって。
子猫は生まれたばかりのころは嗅覚しか発達していないから、匂いでオッパイの場所を判断するのに、そこにお母さんのゴロゴロがプラスされて安心できるという仕組みらしい。
なんて素敵なゴロゴロ物語り!
この他に、ちょっと切ないのが、不安を感じたり、病気やケガで身体がつらい時、そして死が近づいた状態にも猫は喉を鳴らす。
喉を鳴らす時に出る周波数で、骨密度を高めたり、身体の回復力を上げる効果があるそう。
猫が喉を鳴らすのは、お母さん猫や飼い主に甘える行動、そして喉を鳴らして猫自身も安らげるから、不安や恐怖感を減らして気分をリラックスさせるとともに、身体を回復させようとしているのでは?と考えられているんだって。
子猫のふゆっこもうちの黒猫も、ゴロゴロの音は大小あるにしても、ちゃんと鳴らせているから、どっちも捨て猫だった子たちだけど拾われて、今は安心して幸せなのかな?幸せなんだよねって思える。いや思いたい。
猫の健康法とも言えるゴロゴロ鳴らしで、長生きしてもらわなければ。