猫とルクルーゼのある暮らし

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シリコン製キッチン用品の安全性&加熱温度に注意!

最近便利なシリコンスチーマー、忙しい朝や、ヘルシー料理にもってこいのキッチン用品ですが、やっぱり心配なのは、シリコン素材って何?ていうところと、高温の熱を加えても本当に溶けないの?っていうところ。

シリコンは、シャンプーや医療器具、ベビーグッツなど幅広く使用されているし、安全性は高いのは何となく分かるけど、口にする食べ物を調理するキッチン用品となると、どうなのでしょう?

本当に便利だからといって、便利さに頼っていていいのでしょうか?

 

因みに、こちらのシリコンスチーマーは、某化粧品屋さんからプレゼントされたもの。

中国製と書いてあるので、ちょっと不安でまだ使用していませんが。

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そこで、シリコンについてちょっとお勉強してみることにします。

 

シリコンの素材

シリコンは、『ケイ素』というものが原料になっています。

その「ケイ素」というものは、「ケイ石」から還元して出来たもので、「ケイ石」とは地球上にある砂や石のことです。つまり、地球上に自然にある石を原料としてつくりだされた人工的な化合物がシリコンです。

そうしてケイ石から作られたシリコンは、オイル状やゴム状という姿に変えることができる性質をもっています。それは、シリコンを作っている分子の結合状態により、姿が変わるそうです。

シリコン製のキッチン用品は、シリコンを柔らかいゴム状に変化させて、それをベースとして加工し作られた物ということができます!

 

シリコンの耐熱性

シリコンは基本的には200℃を超える高温にも長時間耐えることができ、「有害物質は発生しない」といわれています。

シリコンスチーマーなどのシリコン製キッチン用品を使う場合は、基本的に取扱説明書に記載してある温度を守ることが大事にはなってきますが、200℃までは安心して使うことが出来るといっていいでしょう。

しかし、人体に影響を及ぼす有害物質ではありませんが、シリコンから発生する特有のガス(環状シロキサン)は、加熱温度が200℃になると発生するという実験結果もあります。シリコン樹脂由来の発生する環状シロキサンというガスによって、人体に影響があったという報告は、今のところないようですが。

 

シリコンスチーマーを200℃以上という高温で使用すると、環状シロキサンというガスが発生することから、人体への悪影響はないといわれているとしても、例えばあなたがお使いのシリコンスチーマーの耐熱温度が240℃だとしても、200℃以上に加熱することはなるべく避けたほうが無難ではないでしょうか。

 

医療用として使用されるシリコン

シリコンは、以前から医療用でも使用されてきています。例えば、点滴やゴム製のチューブなど、幅広くシリコンが素材となって出来ているものがあります。

人の命にかかわる、医療の現場で使用されてきているということからも、シリコンは安全面でも信頼されているからだということが分かりますね!

 

ベビー用品に使用されるシリコン

赤ちゃん用品にも今やシリコン製のものは多くなりました。特に昔からあるものでは、哺乳瓶の飲み口(乳首)の部分は、ご存知のとおりシリコン製のゴムで出来ています。

赤ちゃんには、特に安全なものを使用したいと誰でも思いますよね。いちばん赤ちゃんが口にし、体内に入れる哺乳瓶の飲み口の素材として、シリコンが使用されてきたということも、医療用で使用されるシリコンと同様に、赤ちゃんにもシリコンが安全だとされている所以だといえます。

しかし、100円ショップなどの安いシリコン製品は、その安全性が確実ということに不安なところがあります。以前も100円ショップのシリコン製おしゃぶりから出る物質の問題がありましたし。シリコン素材のベビー用品は、ベビー部門で信頼あるメーカーさんのものを購入することをおすすめします。

 

 

シリコン製キッチン用品まとめ

医療用やベビー用品などでも使われているとおり、高い安全性が確認されているから、そういった命や成長にかかわるところで使用されているシリコンなので、キッチン用品として使用する分にも基本的に安全性は高いといっていいのではないでしょうか。

ただし、医療用や哺乳瓶などと違って、シリコンスチーマーなどのキッチン用品は、加熱して使用するということが多いので、高温調理時は加熱温度に気をつけたほうがより安全性か高いといえます。